歯の黄ばみや着色が気になり、ホワイトニングを検討している方は多いのではないでしょうか。コーヒーや紅茶、赤ワインなどの飲食物、加齢や生活習慣によって、歯の色は少しずつ変化していきます。白く美しい歯は清潔感があり、第一印象を左右する要素のひとつです。そのため、近年では歯のホワイトニングを希望する患者さんが増えています。
また、歯のホワイトニングには、市販のホワイトニングアイテムを使用する方法と、歯科医院で行う方法があります。しかし、効果や安全性を考えると、歯科医院でのホワイトニングがより確実な方法といえるでしょう。
そこで本記事では、歯医者で行うホワイトニングの種類やメリット・デメリット、市販のホワイトニングとの違いについて詳しく解説します。ホワイトニングを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
▼歯医者のホワイトニングとは?
歯医者でのホワイトニングとは、専用の薬剤を使用して歯の色を明るくする施術のことです。ホワイトニングには、歯の表面に付着した汚れを除去するクリーニングとは異なり、歯の内部にある色素を分解して白くする効果があります。
歯科医院で使用するホワイトニング剤には過酸化水素や過酸化尿素が含まれており、これらの成分が歯のエナメル質に浸透して色素を分解します。歯科医師または歯科衛生士が施術を行うため、適切な濃度の薬剤を使用し、安全に施術を進めることが可能です。また、ホワイトニング後のメンテナンスについてもアドバイスを受けることができ、長期的に白い歯を維持するためのケア方法も学べます。
▼歯医者のホワイトニングの種類
ひと言で歯医者のホワイトニングと言っても、実はいくつかの種類があります。ここでは代表的なオフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3種類について解説します。
【種類1】オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングの一種で、高濃度の過酸化水素や過酸化尿素を含む薬剤を歯の表面に塗布し、特殊な光を照射して効果を促進させる方法です。この光には、LEDライトやレーザーなどが用いられ、薬剤の分解を促し、より早くホワイトニングの効果を得ることができます。通常、1回の施術で明らかな白さを実感できるため、短期間で歯を白くしたい方に最適です。
ただし、オフィスホワイトニングは即効性がある反面、ホワイトニング後に歯の再着色が起こりやすいという特徴もあります。これは、施術直後の歯の表面が一時的に脱水し、色素が再付着しやすい状態になるためです。そのため、ホワイトニング後の24〜48時間は、コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなどの着色しやすい飲食物の摂取を控えることが推奨されます。また、歯の知覚過敏が一時的に生じることがあるため、施術前に歯科医師と相談し、適切なケアを受けることが大切です。
【種類2】ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で作製した専用のマウスピースを使用し、自宅で継続的に行うホワイトニングの方法です。歯科医院で処方される低濃度のホワイトニング剤(過酸化尿素や過酸化水素)をマウスピースに入れ、毎日一定時間装着することで、徐々に歯の白さを向上させます。通常、1〜2週間ほど続けることで自然な白さを得られます。
この方法のメリットは、オフィスホワイトニングよりも色戻りしにくく、持続的なホワイトニング効果が期待できる点です。自宅で行えるため、通院の手間が省け、忙しい方にも適しています。一方で、効果が現れるまでに時間がかかるため、即効性を求める方にはやや不向きかもしれません。また、毎日の継続が必要なため、自己管理が求められます。
【種類3】デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。まず、オフィスホワイトニングで即効性のある効果を得た後、ホームホワイトニングで白さを定着させることで、より長く持続するホワイトニング効果が期待できます。
この方法は、短期間で効果を得たいが、できるだけ長く白さを保ちたい方に最適です。特に、結婚式や特別なイベントを控えている方におすすめで、より自然で美しい白さを持続させることが可能です。また、デュアルホワイトニングはホワイトニング効果が最も長持ちしやすい方法とされており、定期的なメンテナンスと組み合わせることで、理想的な歯の白さを維持することができます。
▼歯医者のホワイトニングのメリット・デメリット
歯医者のホワイトニングには、以下に挙げるメリットとデメリットを伴います。歯医者のホワイトニングを検討中の方は、メリット・デメリットの両方を事前に正しく理解しておく必要があります。
【歯医者のホワイトニングのメリット】
◎確実な効果が得られる
歯科医院で使用するホワイトニング剤は、市販品よりも高濃度の成分を含んでおり、より高い効果が期待できます。
◎安全性が高い
歯科医師や歯科衛生士が施術を行うため、適切な方法でホワイトニングが進められます。
◎短期間で効果を実感できる
オフィスホワイトニングなら1回の施術で歯の白さを実感できる場合が多く、急いでいる方に適しています。
◎自分に合った方法を選べる
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングと、ライフスタイルに合わせて選択できます。
【歯医者のホワイトニングのデメリット】
◎費用がやや高い
市販のホワイトニング製品と比較すると、歯科医院でのホワイトニングは高額になる傾向があります。
◎一時的な知覚過敏が起こることがある
ホワイトニング後に一時的に歯がしみることがありますが、通常は数日で落ち着きます。
◎効果が永続するわけではない
ホワイトニング後も定期的なメンテナンスが必要であり、飲食習慣によっては再着色することがあります。オフィスホワイトニングなら3~6ヵ月程度、ホームホワイトニングでは6~12ヵ月程度の期間、効果の持続が期待できます。
▼市販のホワイトニングとの違いは?
市販のホワイトニング製品には、ホワイトニング歯磨き粉やホワイトニングシートなどがあります。これらは歯の表面の汚れを落とす効果はありますが、歯の内部に浸透した色素を分解する効果は限定的です。そのため、歯科医院でのホワイトニングと比べると、得られる白さや持続期間には大きな違いがあります。
また、市販のホワイトニング製品は低濃度の成分を使用しているため、効果が出るまでに時間がかかる場合が多いです。一方、歯科医院でのホワイトニングは専門的な管理のもとで行われるため、安全性が高く、より確実な結果が得られます。
▼まとめ
歯科医院でのホワイトニングは、専用の薬剤を使用して歯を白くする方法であり、確実な効果が期待できます。オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3つの方法があり、ライフスタイルや希望する効果に応じて選択可能です。
ホワイトニングのメリットとしては、短期間で効果を実感でき、安全性が高い点が挙げられます。一方で、一時的な知覚過敏や費用の問題がデメリットとなることもあります。
市販のホワイトニング製品との違いとして、歯の内部の色素まで分解できる点が大きく、より高い効果が期待できます。ホワイトニングを検討している方は、自分に合った方法を選び、歯科医院での相談をおすすめします。
※当医院では材料の入荷状況の都合によりホームホワイトニングのみを行っております。