白い詰め物(インレー)
ゴールデンウィークが終わり…
コロナ禍でマスク生活が続いている中、5/8より感染症法の位置付けが5類に代わり、状況によってはマスクも外せる状況になってきましたね。
いまだウィズコロナではあり気をつけなければなりませんが、歯も白くしたいなと思う方が増えるかもしれません。
今回は、部分的な詰め物、インレーについてです。インレーとは、奥歯の咬合面(かむ面)等に虫歯が限局している場合に限り、虫歯の部分だけを削り取り、歯の型をとって金属またはセラミックの人工歯を装着する治療法です。一般的には「詰め物」と言われます。虫歯が大きい場合には、クラウン(冠)で被せます。
通常保険治療ではインレー(部分的な銀歯)またはレジン(プラスチック様の素材)が使用されますが、金属のものは審美性に欠ける・金属アレルギーの心配があるなどの欠点があり、レジンのものは吸水性が高く変色しやすい・強度が低いなどの欠点があります。
それらの欠点をカバーする素材として、セラミック(陶材)が使用されております。透明感があり変色しにくいという特性から審美性に優れており、レジンよりも丈夫で耐久性があるという利点があります。
また、虫歯治療の詰め物としてセラミックをお選びいただく以外にも、審美性を求めて銀歯からセラミックに変える方もいらっしゃいます。セラミックインレーの欠点には。
* 強い力が加わった時に割れる場合があります。
* 保険適用外となりますので、費用が高くなります。
近年、白いセラミックインレーの素材として、ジルコニア製も多く出回ってきました。ジルコニアは医療用人工関節などにも使用され、生体親和性の高い白いダイヤモンドとも呼ばれる高強度のセラミック素材です。
現在色もキレイになってきており、セラミックインレーで割れてしまうような噛む力が強い方や、くいしばり、歯ぎしりなどがある方は強度が高く丈夫なジルコニアインレーをおすすめすることがあります。
金属アレルギーのご心配や、お口のアンチエイジングで歯を白くお考えでしたらご相談ください☆
渡邉ゆきえ