虫歯のはじまりと唾液の働き
こんにちは。
三村です。
今回は、虫歯のはじまりと唾液の働きについてお話をさせて頂きたいと思います。
Q:虫はどうしてできるのか?
A:歯に付着している歯垢の中にいる虫歯菌が、食べ物から栄養を取り糖を分解して酸を作ります。
この酸によって歯の表面からミネラルが溶け出してしまい、歯を溶かしてしまいます。これが虫歯のはじまりです。
初期の虫歯は脱灰し白濁から始まります。ここまでは削って治療しなくても大丈夫です。
白濁してしまった所は崩れやすい状態になっていますが、フッ素を塗布することで歯を強くし再石灰化を促進させ
虫歯菌を抑制することができます。
プラスで大切なのが、唾液の働きです。
唾液には、酸を中和する働きや、酸によって溶かされたミネラル成分をもとに戻す働きがあります。
この働きが、溶かされる成分量に追いつかないと、虫歯になってしまいます。
口腔内が汚れていると虫歯の原因にもなりますし、唾液腺を詰まらせる原因にもなりますので、毎日のケア(歯ブラシ)が大切になります。
よって、唾液の量が多い方が虫歯になりにくいという事になります。
唾液は他にも消化作用・免疫作用・抗菌作用・自浄作用・緩衝作用・保護作用などとても重要な役割をもっています。
よく噛むことで、唾液の分泌量が増えるので、ゆっくりとよく噛んでお食事をされることをオススメいたします。