インプラント実践コースに参加
こんにちは、及川です。
熊本県のインプラントセンター九州で行われました、インプラント実践コースに参加してきました。
講師の先生は、中村社綱(なかむらたかつな)先生です。
このコースは基本的なインプラント治療からかなりの応用編、そして最新のインプラント情報を
聴く事が出来るので、毎年受講しており今年で4年目の参加となります。(今回で36回目です。)
今回は骨のない部分へのインプラント治療を成功させるには、どのようにCT画像診断を行い
どのようなインプラント本体の性状、形状、長さ、太さのものを使用するべきか
どのような骨補填材(自分の骨に変化してくれる材料)を使用するのが良いのか
そして、選択した骨補填材を使用しいろいろなケースのGBR法(あごの骨が無い部分に骨を作る方
法)を学びました。
コンピュータで、CTレントゲン(立体映像レントゲン)3Ⅾ画像診断を行う事により、あごの骨の形
態骨質、神経血管の位置、最も適したインプラントの形状長さ、骨補填の必要性、歯肉の厚みや埋入
深度(インプラントを骨に入れる深さ)を正確に診断と把握する事が出来て、それを分かり易く
患者さんにお伝えすることが出来ます。
当然のように当院では行っていますが、2018年のデータでここまでのことを行ってインプラ
ント手術をしている歯科医院は12.3%、そしてそのデータを基にガイドサージェリー(設計した
通りにインプラント手術が出来る装置)を製作し使用した外科手術を行っているのは4.9%と
このデジタルの進化の時代に、まだまだ勘と経験のみででインプラント手術をしている歯科医院が多
いことを知り、正直びっくりしました。
もっともっとインプラントセミナーや学会に参加し、最新で最良+安心安全なインプラント治療を患
者さんに提供できるよう学んでいきたいと思います。