骨が硬いケースのインプラント
こんにちは、及川です。
今回の患者さんは、50歳代真岡市在住の女性の患者さんです。
奥歯が抜けて入れ歯を作ったけれど煩わしくて入れていられず、奥歯が無いままで何年も過ごした結果前歯が開いて歯と歯の間に隙間が出来
てしまったのと、虫歯で黒くなってきて見た目もかなり悪い状態なので何とかしたいとの事でした。
この患者さんのそもそもの原因は奥歯を失った事によるものなのですが、お話をお聞きして入れ歯は無理との事でしたのでご希望でもあるイ
ンプラント治療での計画をしました。
CTレントゲンで診査すると多少の骨吸収がありますが、インプラントを入れる時に少し広げるリッジエクスパンジョン法を行えば
入れることが出来るレベルでした。
また、長さが少し短めになってしまうところに対しては、方向などを考えて太めのインプラントを選択すれば良好な状態で使用できると
診断しました。
実際のインプラントオペを行うと非常に骨が硬い方だったのでインプラントを入れるのに苦労しましたが、シュミレーションを行いその通り
にインプラントが行える外科装置(サージカルガイド)を使用することにより、安心安全正確なインプラントを行うことが出来ました。
非常に良い状態でインプラントを入れることが出来たので、約3か月後には仮歯を入れて噛めるようになるのですが、その間時間の無駄が無
いようにその他の虫歯の治療、歯並びを整える治療を行っていく予定です。
今後もインプラント治療28年以上の経験を生かして、患者さんに最も適したインプラント歯科治療が提供できればと考えております。