80歳代の女性にインプラント治療
こんにちは、及川です
今回のインプラントは、宇都宮からお越しの80歳代の女性の方です
宇都宮の歯科医院で何度もインプラントを行い(10本以上)すぐ抜けてしまったり、もうどうにもならないと言われたり、
今度から入れ歯を入れましょうと言われたり、信頼関係がなくなったから先生お願いしますということで来院されました
この方は、もう少し年老いたときに今よりもっともっと食生活を快適にしたい要望もあり、最初からインプラント治療を希
望しての来院でした
なんと80歳以上で自分で車を運転して宇都宮から来院されます 元気元気
インプラントは何歳までできますか?とよく聞かれますが年齢でなくその方の健康状態で判断します
若くても重度糖尿病や心臓疾患でできない場合もありますし、このように高齢でも健康であれば何歳でも可能です
私の知っている限りでは、90歳以上の方でもインプラント治療を行ったケースも聞いたことがあります
しかし、さすがにシンプルなインプラントで行い、治療時間を短く行える方法をおすすめします
この患者さんは、10年は維持できるようにとの要望もあったため、駄目になりそうな現在のインプラントと自分の歯も
考慮して5本のインプラントを骨のなるべくあるところに入れることを計画しました
最も良い位置に入れようとすると骨を足す治療が多く必要なため期間がかかるので、シンプルで丈夫な方法はという考え
で設計しました
5本を2回に分けますかとお聞きすると、先生が出来るなら1回でお願いしますとここでも元気さを出していました
その会話の時、前の歯科医院では1本ずつやっていたのですごく期間が掛かったとも言っていました
左右の一番奥はソケットリフト法という骨を上に増やす方法を行い、右上の2本はボーンスプレッターによる骨幅を広げる方法
右下は少し前に抜歯したところなので骨に穴が開いていいたため、CGF(フィブリンゲル)法で自己血液による再生療法を
行いました
途中あまりにも静かなので、具合でも悪いですかと声をかけたところ、寝ていたとおっしゃっていました
次の日も全く痛くないよとおっしゃっていました
本当に元気な80代の患者さんでした