インプラント治療
こんにちは、及川です。
7日と8日に行ったインプラント治療について報告したいと思います。
7日のインプラントは、当院に数十年通院されている60代の女性で、この方は昔から入
れ歯がお嫌いで奥歯がなくなり以前1度入れ歯を作りましたが全く駄目でした。
最近も1本抜歯になってブリッジを希望してその治療を行ったのですがさすがに上のな
い部分だけで6本になってしまったのでかめないので再度入れ歯を押し示したのですが
この時も絶対いやだということなのでインプラントを最終的に選択しました。
左右の骨がかなりなかったのでボーンスプレッターという装置でで上あごの骨を押し上
げ、その後ソケットリフト法という技法でさらに骨を押し上げ、その後ピエゾサージェリーと
いう水圧と振動で骨を押し上げる技法でまたさらに骨を押し上げる方法を使ってのインプ
ラント治療となりました。
かなりの骨がなかったので、特殊な方法を使用することにより4本のインプラントをやっと
行うことが出来ました。
次の日は多少のむくみはありましたが痛みは全くなく、経過良好でした。
大変でしたが6カ月後には何でも食べることのできる歯が再生することでしょう。
8日の患者さまは79歳の女性で、この患者さまは50年以上当院の患者さまであり
父からのうけつぎで私も20年近く診療させていただいている患者さまです。
この方は右下の3本の歯を失い入れ歯を数年前に入れましたが、全く入れずそのまま
お使いになっていたそうです。
その結果、左の歯ばかり使用していたためその左側に違和感を感じるようになり
このまま使用しつづけたら左の歯のダメになってしまうと思い、インプラントを選択なさい
ました。
費用や年齢考慮し、3本ないうちの2本のインプラントを行うことによる再生を行いまし
た。
全身的には異常がなかったものの79歳とご高齢でしたのでなるべくシンプルで短時
間に行えるインプラントを心がけて20分程度で最終まで行いました。
当院ではただインプラント治療を行うのではなく、患者さまの体調、年齢、その行うところ
の骨の状態をよく診断し、その人にあったインプラント治療を行えるように細部にわたり
配慮して行うようにしています。
私が思うに、インプラントをいかに長持ちさせるかは、ドクターの診断がカギだと思ってお
ります。
皆様もインプラントを選択する場合は、なぜそのような診断をしたのか的確に応えてくれ
る歯科医院を選択していただければと思います。