フッ素は魔法の薬?
花粉症で辛い毎日を過ごされている方も多いのではないでしょうか?
新型コロナウィルス感染の不安も消えぬまま、また春を迎えることになりました。
そのような状況の中でも、治療やメンテナンスのために通院してくださる患者様に「来院して良かった…」と、思っていただけるような対応を、医院スタッフ一同心がけて参りたいと思っています。
さて、本題に…
虫歯…多くの方がこの虫歯に悩み、治療を受けられていらっしゃることと思います。
虫歯なんか出来なければ、歯医者にかからなくて済むのに…ですよね。
この虫歯には予防法があるのは、ご存知かと思いますが、その中の一つが題名にもある「フッ素」です。
フッ素入り歯磨剤、フッ素塗布、など日常的に耳にすることは多いのではないでしょうか。
小さなお子様がいらっしゃる保護者の方の中には、フッ素塗布をとても真剣に受けてくださる方もおり、意識の高い保護者の方が多く、素晴らしいことだなと感じます。
でも、フッ素は塗ったら無敵の魔法のお薬ではありません。定期的にフッ素塗布してるんだから、虫歯にならないでしょ!?というのは、大きな間違いなのです。
このことを、わかりやすく説明されている本がありますので、一部ご紹介したいと思います。
「もし仮に、虫歯予防に合格点というものがあり、
それが60点であるとすれば、フッ素の効果は10点分ほどだと思ってください。つまり、残りの50点分はお砂糖の摂取制限や歯磨き習慣でまかなう必要があるのです。」
どうでしょうか?
フッ素を塗っていれば虫歯にならない!というのは少し誤った考えなのです。
どうやって合格点の60点を取ることができるか?が、虫歯予防の要なのです。
加点の方法はまたの機会にお伝え出来ればと思います。
赤澤