舌の味覚を鍛えましょう
舌が感じる味覚には、甘み、苦み、塩み、酸み、旨みの5種類があります。食べ物を食べた後、味の成分が唾液に溶け出して、脳に伝わり、どの様な味なのか感じ取ることができます。
舌の表面にある味蕾と呼ばれる器官が、味を感じ取るセンサーとしての役割を果たしています。
飲酒、味の濃いものの取り過ぎ、同じような味の料理「マヨネーズをかける、7味唐辛子をいつもかけるなど」をたべていると、味覚神経がどんどん弱ってきます。
これは味の濃い食べ物により味覚を感じ取るセンサーが衰退しているのが原因です。
そこで、対策としては、旨みをかんじとるセンサーを鍛えることをお勧めします。
単に薄味にすると、美味しいと感じることができなくなってしまいます。
そこで、塩分のかわりに、だし汁を使うこと、「昆布だし、椎茸だし等」必須アミノ酸であるグルタミン酸を積極的に取り入れていきましょう。
旨みは、日本食の重要かつ得意分野であります。ご承知のように、【旨み】は世界共通語だそう
です。積極的に摂らない手はありません。
良く噛むことも有効です。
次に強い風味がある食材を摂ってみましょう。しそ、ネギ、しょうが、みょうがなどの香味野
をプラスしてみましょう。ごまやナッツ類をアクセントにしても良いでしょう。ただし、唐辛子は味蕾が麻痺してしまうのでマイナスになるでしょう。
さて、定期的に舌を鏡で見てみましょう。きれいなぴんく色ならOKです。
舌にも細菌が付着することがあります。極端に黒かったり、白かったりして細菌が多く付着すると味蕾が働かなくなり、味覚を感じ取ることが出来なくなるので、注意が必要です。
by枝村