歯周病とインフルエンザ
🌷インフルエンザウイルスと歯周病について🌷
風邪は『細菌』か『ウイルス』のどちらかが原因で発症します。
細菌は粘膜に付着するだけで炎症を起こしのどの痛みや、熱が出たりします。
ウイルスは粘膜に付着しただけでは発症せず、細胞の中へ入り込むことで感染します。
口からインフルエンザウイルスが入るとウイルスがのどなどの粘膜の細胞にくっついて
細胞内へと入り込み感染します。歯周病菌がもつたんぱく質分解酵素はウイルスの持つ
酵素に作用してウイルスを活性化させ、インフルエンザにかかりやすくなります。
さらにインフルエンザ単独での細胞感染よりも、歯周病菌が加わった場合の方が
感染拡大することが分かっています。その差はなんと20倍!
口腔ケアを実施した人としていない人とのインフルエンザ発症率を比較すると、
口腔ケアを実施した人の発症率が10分の1になったという報告もあるそうです。
インフルエンザの予防には手洗い・うがいももちろん大切ですが、
正しい歯磨きた口腔ケアの指導を受け日頃からお口の中を清潔に保つことは
感染リスクを下げる為にも有効です!
廣田