マスク生活での影響
こんにちは岩上です。
今回はこのコロナ禍で起こってしまうかもしれない歯並びのお話について書かせていただきます。
歯並びを成立させるにはいろいろな要因がかかわってくるのですが、その中の一つに舌の力と口輪筋などの口周りの筋肉のバランスが一つ重要な要因としてあります。
舌の歯を外側に押す力に対して口輪筋、頬筋などの口周りの筋肉が外側から押さえつけるようにして抵抗する力が働くことによって歯並びを保っているというメカニズムがお口の中では働いています。
この現象のことをバクシネーターメカニズムと専門用語では言われています。
なぜこれがこのコロナ禍で関わってくるかというと、現在ほとんど外にいる場合はマスクをして生活をされている方が大半だと思います。そうなると、どうしても息苦しく感じて口呼吸になる方が多くいるようなのです。口呼吸になると、口輪筋、頬筋などの外から押さえつける力が弱くなるために、舌の力に対抗する力がなくなるので、上の前歯が突出した歯並びになりやすくなるとのお話を矯正の先生に伺いました。
それを少しでも改善させるためのトレーニングもございますのでお伝えさせていただきます。
まず舌の位置の確認です。上あごにピッタリくっついていて、また舌の先端が前歯の裏側の根元触れている位置が正しい位置です。この位置を意識しておくようにしてください。
次にボタンとヒモを使ったトレーニング方法です。
20㎝程度のヒモにつけたボタンを唇と前歯の間に入れます。口を閉じてヒモを手前に引っ張り、ボタンが飛び出さないように唇の周りに力を入れます。この時顎に力が加わり、梅干し状のしわが出来ないように気をつけてください。
その他風船を膨らませることも口輪筋のトレーニングになりますので、遊びながらトレーニングを行ってみてください。