抜髄|及川歯科医院|栃木県益子町の歯医者

ブログ BLOG

抜髄

糸井です。 前回のブログから期間が空いてしまいましたが、亀裂が入った前歯のその後の治療についてご紹介したいと思います。 歯に亀裂が入り、冷たいものも熱いものもしみて痛みが出てしまい、食事を取るのも辛くなってしまったため、歯の神経を取りました。 歯の神経を取る治療を抜髄と言います。 歯髄という一般的に”歯の神経”と言われ、神経と血管でできていて歯に栄養などを送っている器官を取りました。 神経を取る治療は、私のように亀裂によって痛みが出た場合以外に、 主な原因は虫歯によって歯髄が細菌に感染して炎症が起きているときに行います。 歯の神経を取り除くので、治療中痛まないようにまず麻酔から行います。 麻酔が効いた後に、歯髄の入り口まで歯を削ります。 入り口からリーマーという針のような先がとても細い器具で歯髄を除去し、根菅内をキレイにしていきます。 治療中は根菅内に唾液が入ってしまうと、細菌が入ってしまい汚染されてしまう可能性があるため、大変ですがお口を開けたまま治療を進めていきます 。 その日は、根菅内を消毒殺菌しお薬を入れて仮の蓋をして終わります。 当院ではこの消毒殺菌に次亜塩素酸水やレーザーを使用しています。 お人によっては治療後、2、3日うずうずするような痛みが出ることがあります。 これは治療で根の先を触ったりなど刺激があったことでの一時的なものです。 当院では神経を取った後には薬をお出ししているので、ご安心ください。 歯の神経を取ると、それまでの痛みがとれて楽になりますが、神経を取った後の治療もとても重要です。 次回は、その治療についてご紹介したいと思います。