こんにちは、及川です 本日インプラント治療を完了した、60歳台の患者さんに感謝のお言葉をいただきました この患者さんは以前他の歯科医院で上あごのインプラント治療を行って、経過不良でインプラントをその歯科医院で除去され 口の中と鼻の間に穴が開き、水を飲むたびに鼻に水が入ってしまい困っているということで当院に来院されました それも１か所ではなく、左右の2か所です それによりかなり生活に支障があり、悩んでいらっしゃいました まず主訴であるこの治療をとのことでしたので、麻酔を行い歯肉を開いてみると上あごの骨が無くなっており、2センチほどの 穴が開いているのが原因で水が鼻に入ってしまっていることがわかりました その後周りの歯肉を寄せて縫合糸で縫って閉鎖させたのですが、穴は完全にふさがらなかったため、2週間後に今度はその方の 採血を行い血液中の皮膚になりやすいフィブリン（濃厚な血小板）を生成する方法の再生療法（CGF法）を行って再度閉鎖を行う ことで鼻と口の中を閉鎖させることに成功しました その後その部分に、新しい入れ歯を製作し良く噛めるようにして、左下の2本歯の無い部分にインプラントを行い 下は入れ歯の無い状態で噛めるようにしました 今日で全てが終わりですよというとこの患者さんは涙を流し「先生、私は本当に上あごに穴が開き、水が鼻に入るようになり悩ん でしまい暗くなってしまい、この先どうしようと思っていました。しかし今はすべて満足のいく状態になり、周りの人からも 明るくなったねと言われるほど生活な楽しくなり、本当に感謝しています。この歯科医院に来てよかった、先生ありがとう」とお 褒めの言葉をいただき、歯科医師として本当にやりがいを感じることが出来ましたし、いろいろな治療法を学びそれがお役にたて て本当によかったと思える瞬間でした これからもたくさん学び、少しでも患者さんの喜びにつながる歯科治療が提供できればと思います